- 2023年12月28日
住職より年末のご挨拶
令和五年六月 本堂の改修工事も無事に終える事ができました。
これも檀信徒の皆様、佛様の御加護のおかげです。 有難うございます。 心から感謝申し上げます。
改修工事期間は棟梁と多くの話をさせていただき多くの知識を増やせた事は有難い限りでした。 突然ですが「狂毒自ら解けず、医王よく治す。摩尼自ら宝にあらず、工人よく磨く」 この言葉の意味としましては、毒は自分で消す事ができず医者が治療し、 宝珠の宝はもとから宝珠ではなく職人が磨く事で宝となる。 ここで云う医者とは肉親や師匠や親友です。 深い苦しみの中では肉親や親友や師と仰ぐ方に助言や思いやりで良い道を示してもらい、 まだ原石のような状態であるならば隠れた才能や素質を見出し輝かせてくれる師匠や指導者が必要であるという意味です。 他者との縁が薄くなり生涯の友も、良き師を得る事も難しく肉親でさえ真の理解者とは言いきれない世の中ですので、周囲との縁を深めていく努力、他者を思いやる事が今の世の中では大切だと思います。
相談できる相手が存在するだけで幸せな事です。 檀信徒の皆様にも、皆様の遠縁の方々にも笑顔が広がり穏やかな時間が増える事を心から祈念致します。
青荘山 松佑寺 宮﨑智円 合掌